Florian's most newest Diary

ふろりあんの再最新日記

今思うと、パパはあの頃すでに壊れたんだと思う。

幼稚園に行っている間、日曜日、補助輪のついた自転車を後ろから押してもらいながら町田の市立図書館に行く。パパはいつもたくさんの本とCDを借りて帰っていた。いつ読んでいたかはわからないけど、CDはパパの部屋から聞こえてたのでずっと聞いていたんだと思う。

パパはいつも部屋にこもりきりでお仕事をしていた。ママと話すこともなく、ましてや私と話すこともないまま黙々と仕事をする。あの仕事が何だったのか私にはわからないけど夜中にトイレに起きた時にはまだ起きていたように思う。パパは寝ないで仕事に行っていたのだ。

私がパパがおかしいと思い始めたのは物心ついてすぐだから、普通のパパは見たことがない。ある日突然いなくなってもとうとう本当に壊れちゃったのかと悲しくなった。ママはパパの話をするのを嫌がった。だから私はパパがどうしているのか知らない。

あのまま壊れちゃってるのかもしれない。