世界から猫が消えたなら/川村元気

kindle版で読了。

 面白かった。やたらとライトノベル(というかビジュアル指向)な文章に作者の出自を調べたらやっぱり映像関係の人だった。

映画関係の章での「ドントシンク。フィール」というツタヤの選択が面白かった。「燃えよドラゴン」を最後の一本に選ぶか。

タイトルをミスリーディングした落ちもいい感じ。あの毛に包まれたもふもふした生き物が世界から消えたら、それだけで絶望する人がたくさんいるに違いない。石ころ帽子で一時的に見えないだけだとしても。

世界から猫が消えたなら