図説CTRON入門/大久保利一,野口正一(監修)
交換機向けリアルタイムOS、CTRONの入門書。API等については詳しく書いてないのでこの本を読んでCTRONのプログラムを書けるようになるわけではないです。
対象言語が
- C
- CHILL(CHILL - Wikipedia)
- Ada
- COBOL(予定)
- FORTRAN(予定)
AdaはともかくCHILLってなんだろうと思わず調べちゃいました。Modula-2由来(という事はPascalだな)の高水準言語なんですね。
一番作りやすそうなのはオブジェクト指向を高らかに掲げてるAdaだろうな。Adaの文法詳しく知らないけど。
組み込み機器にCOBOLやFORTRANを使う理由がいまいち思いつきません。ソフトウェア資産の継承という意味で予約してるのかもしれません。
制御コンソールに「TRON標準HMIを使った、実身・仮身モデル」を使うとあるので、この部分がBTRONなんだろうな。面白いのはCTRONからBTRONファイルシステムも使えるので設定ファイルを実身で持つことができそうな所。組み込みOSにハイパーリンクが使えるというのは楽しいです。
X-Windowも使えるみたいですが。