Florian's most newest Diary

ふろりあんの再最新日記

東京 大CISC追悼集会

「我々は、ワークステーションのシェアをRISCにすっかり奪われてしまった。それはなぜか。たまたま時代の風がRISCに吹いていたからであって、ワイヤードロジックの最適化がCISCにまだ余力が残っている間に行われれば、CISCはまだまだ息を長く保っていたはずだ。今夜は飲もう、失われたCISCの技術のために」

というような趣旨で南東京の廃ビルの一角で夜通し行われた宴会。二次会は68020,68030,68040などのCPU分科二次会に別れ、廃棄されたワークステーションの大ビンゴ大会が行われたのでした。

「次はレア物、日立2050のノート版だ! プラズマディスプレイも美しいこの機体を手に入れるのは!」

なんと私が当たっちゃいました。総重量5kg。持って帰るのには骨ですが、ディスプレイ付きのデスクトップワークステーションHP9000なんかがあたっちゃった人に比べればまだまだ軽い方です。

宴会もはけ、二次会も無事終わった夜中の三時過ぎ、

「始発までの間、席のない方のためにうちの会社を開放します」

という太っ腹な中小企業の人について行って、CISCコンパイラの最適化の話や、低クロックで作られたバス上のハードウェアの設計について参加者みんなで盛り上がるという夜でした。

夜はずっと明けずにずっとCISCの話をしていると、今のRISC全盛のアーキティクチャが間違っているような気がしてきます。シェア的には一時期より落ちましたがCPUのISAとしてはばっちりCISCx86が使われていたりしますしね。

 

という夢を今さっきまで見ていました。夢落ちかい。

日立の2050、ほとんど触ったことないんだけど。というか、ノートがあったのなんか全然知らなかった(調べてないけど実在しなかったりして)。時代的にはプラズマディスプレイなのは非常にリアルなんだけど。

ああ、リアルな夢だった。数クロックを稼ぐための姑息な手段で盛り上がったり、コンパイラにアドレッシング・モードを全網羅させるような拡張を入れたり、おじさんたちとCPUアーキティクチャで盛り上がるという。

私はX68000マシン語で書いていたのでそのへんの感覚は判るなぁ。

ああ、CISCの時代はもうこないんだろうなぁ。というか、アセンブリコードを生で書くことはもうないんだろうな、少なくとも私は。

(追記)

日立の3050のラップトップ版は実在したらしい。さぞかし大きかったんだろうなぁ。

初公開時CSICとスペルミスしてたのを修正。