日本茶

Dear 師匠

友人に日本茶をごちそうされることになりました。「お茶をごちそうする」って、なんで日本で着物を買ってこなかったんでしょう。茶道の練習をしてこなかったんでしょう。

と、大変後悔しながら彼女の家へ行ったところ、畳の間も正座もなくてティーポットにお茶っ葉を入れて出されました。一口飲もうとしたところ、「ちょっとまってて」と言われて日本茶に！　蜂蜜を！　入れられてしまいました。

よく見ると日本茶のお茶っ葉は輸入食材店で買ったきちんとしたものだったようですが、沸騰したお湯をいきなり入れてお茶を煮だすというアバウトっぷり。

あまりに見てられなかったので客である私がティーポットをもう一つ用意させて８０度まで温度を下げてからお湯を入れるという正しい作法でお茶を淹れる羽目になりました。

日本茶はタンニンが多いらしく（１００度で入れるからだ）、渋くて飲めないとのことでしたが私が入れたお茶は好評でした。タンニンの多い紅茶はミルクに入れたり（イギリス風だ）、ジャムを舐めながら飲んだり（ロシア風だ）するのに、日本茶は何も入れないのかと始めはいぶかしがられましたが、「適切に入れた日本茶はほんのり甘い」ということを理解してくれたらしくお茶は大変和やかに進みました。

最もこれは、私がお茶請けに持ってきた「どら焼き」が大変好評だったためでもあります。パンケーキにazuki-beanを砂糖で煮たものを挟んだのだと解説しましたがどこまで通じてたんだか。azuki-bean売ってないからなぁ。

今度は私が抹茶を用意しようと心に誓いました。茶器も茶筅も用意してないけど、探せば見つかるでしょう。

正しい日本食を！　これが最近の私の野望です。

日本食といえばニューヨークに出来たゴーゴーカレーに行きました。懐かしい味でした。カツカレーを頼んだのですがちょっと多かったです。CoCo壱番屋はニューヨークにないのが残念です。チーズと納豆をトッピングしたかったのに。

かしこ。