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ふろりあんの再最新日記

メガドライブのドラム

メガドライブはDMAを使ったPCMを持っていません。CPUでえっちらおっちらDAコンバータにデータをストリーミングしなくちゃいけないので本来ならサウンド全般を駆動するはずのZ80をストリーミング専用に使ったりして乗り切っています。

また、そういう仕組みのため、振幅方向の解像度はともかく(8bitあります。FM音源に使うDAコンバータの流用ですので)、周波数方向はある程度以上上がりません。スーパーファミコンなんかに比べてドラムの抜けが良くないのは仕方ないんですね。

 

技術的に面倒な作りになっている上に大した音色にならないことでPCMの使用を諦めたソフトも有ります。サンダーフォースシリーズはドラムはFM音源とSSGで鳴らすことにしてアイテムを取った時だけ音楽の再生を一旦止めてPCMを鳴らしていました。スペースハリアー2もそうでした。

サンダーフォースシリーズは超絶な音色づくりで下手なPCM以上によく出来たドラムになっていました。スペースハリアー2も多チャンネル使ってスネアとハイハットを分けるという小技を効かせています。

ファンタシースター2(多分PCMを使った最初のタイトル)とスーパー大戦略(多分同時期に作ってたはず)とスペースハリアー2を聴き比べると「わざわざPCMにする意味あったのかな?」と何となく思います。スペースハリアー2の「パシン」というスネアドラムも聞きようによってはそれっぽく聞こえますし、多少情けない音のハイハットも、リズムをキープするというハイハットの役目は果たしています。

これが、ガンスターヒーローズスタークルーザーくらいにまで時代が進むと同じようなPCMでも音色の作り方がうまくなってきて「PCMじゃないとダメだよね」という気分になってきます。

ま、PCMは使いようですね。ああ、メガドライブ版の「空牙」やっておくんだったなぁ。PCMギター、どんな風になってたんだろう? 移植がテレネットだったから躊躇してたんだよな。