Florian's most newest Diary

ふろりあんの再最新日記

シトロエンDS3乗ってきた

グレードはカブリオ スポーツシック。雨が降ってなかったら屋根開けたかったんだけど、ちょっと残念。

いい車でした。まず1600ccターボのエンジンがいい。BMWミニとかと同じエンジンらしいですがタコメーターのレッドゾーンが凄い薄いのがいい。馬力のピークが5000rpmくらいで、6000rpmからちょっとレッドゾーンという。「回して乗れ」という意志を感じます。

「2000rpm位から過給が効きます」とのことなので低いギアで意図的に引っ張ってみたのですが「今過給が効きました」というイメージはあまりなくてするすると回転数が上がるという印象。そんなにアクセルを踏み込まなくても加速していくのでトルク自体は出てたんでしょうけど

シトロエンでもCシリーズと違ってDSシリーズは「小さな高級車」を目指しているとのことでエンジンの振動をうまく吸収するようなコネタが効いているらしく、屋根が幌という遮音性低い車体でもエンジンがうるさくない(エンジンが回ってる音はする)というのはいいですね。個人的にはもっとうるさくてもいいぐらい。

あと、MTにもかかわらずアイドリングストップがついてるのも面白かった。オートマならいまどきの車にはあるかなってかんじだけどマニュアルなのにエンジンが「プシュン」と止まるのが楽しい。バスみたい。アクセル開度とクラッチの圧力を見ているらしく、クラッチを少し戻しただけでアイドリングに復帰する(ほとんどラグがない)のもいい。これならアイドリングストップあってもストレス無く乗れる。

サスペンションは雰囲気としてゆるい感じ。「フランス車は石畳とかを走るので柔らかいんです」とのセールスマンさんの言葉通り。でも、信号を曲がるときとかで不安になるほどではないので、これはこれであり。後でショールームのボンネットを開けて見せてもらった時にフロントに体重をかけて沈み具合を見たけどきちんとダンピングされているので多少柔くても大丈夫でしょう(長く乗ってダンパーがよれたとき怖いだろうな)。

幌の屋根は材質がいいのか雨音も不安になるほどはしなかったし、漏れる気配もなかった。セールスマンさん曰く幌に異物を挟んだケース以外で漏れたことはないとのこと。3年売ってそういうクレームがないのはなかなか優秀。ちなみに、リアウィンドウまで幌が開くので幌を完全に開けるとルームミラーでは後ろが見えなくなるくらい。トランク(2ドアの全長4m以下の車なのにハッチバックじゃなくて独立してる)のリッジまで隠れちゃうほど開く。晴れた日に開けたら気持ちいいだろうな。

 

あと、気になったのが、

  • ウィンカーレバーが左(まぁ、外車だからね)
  • フロントシート間の肘掛け(中が小物入れになってる)が邪魔でサイドブレーキが引きづらい(立てられるので肘掛けとして使わないのならそれはそれであり)
  • 6MTなので、今どこのギヤに入ってるのかとっさにわからない(慣れだろうな)
  • バックギアに入れる手順が独特
  • さすがに4m以下の車で屋根が開く機構がついてると後部座席はちょっと狭い
  • エンジンが微妙に古いので燃費はいまいち。都内で8km/lくらい。
  • クラッチのミートポイントが高いので思わずふかし気味(これも慣れだな)

他にないか?

 

あと、凄い重要なこととして、もうそろそろマイナーチェンジの時期が近づいてるらしいんだけど、「マイナーチェンジ後はATになる」という情報が。アイシン製のトルクコンバータなのでフランス車だからといってすぐに壊れちゃうことは多分ないだろうとは言われたけど、「MT車が欲しかったら早く買ったほうがいいです」とのこと。早くて8月、遅くて12月くらいにはマイナーチェンジされるらしいので、早くお金を貯めないと。多分本国ではMT車は残るんだろうけど日本向けの輸入車はATになるってことなんだろうな。

それに合わせてCI戦略として「DSというブランドで売る」ことになるらしく、ヘッドライトの形状が変わってフロントのダブルシェブロンは無くなるそうな。

新DS3は4ドアも用意されるそうですが、そっちはあまり興味ないな。

 

さて、8月までに目一杯稼がないとね。…って、あと1ヶ月しかないよ。

「延長保証とかあるんですが、何年ぐらい乗ります?」

「10年は乗ると思うなぁ」

「2年位で買い換える人もいます」

2年では車の隅々まで神経が通るあの感じがまだつかめないだろうな。自動車はあそこまで乗りつぶしてこそのものだと思う。