Florian's most newest Diary

ふろりあんの再最新日記

組織に狙われた少女

「今日残ってもらったのは訳がある。君が自分自身を守れるようになって欲しいんだ。このショットガンは君に預ける。設計図ケースに入れていつも持ち歩くこと。攻撃は最大の防御なりだ。怪しいと思ったら迷わず撃っていい。足止めくらいにはなる」

「ん」

「あと、弾のある範囲で僕のことを見つけ次第撃ってもいい。なに、ショットガン程度の攻撃には耐えられる防弾措置はいつも身につけてる。人を撃つのにためらいをなくす練習だと思ってくれていい。ただ、頭は勘弁な」

「撃っていい」

「ああ。君にはマーカーが付けられている。僕はいつでも君を監視し、怪しい奴は実力で排除する。でも、ぼくの力だけではどうにもならない。君自身が身を守る必要があるのだ。判るね」

「判る」

「今日はこれでおしまいだ。もう帰っていいよ」

「ありがとう。助かる」

「困った同級生を放っておけないんでね」

 

その後、お約束のように下校途中に覆面の暴漢にナイフで狙われ、これをショットガンで打ち倒し、銃を携行した刺客を3人ほど撃退し、どうやら黒幕らしい青年にデートに誘われ、喫茶店を大破させてその日は終わった。

ぼくはいつでも手を出せるようスナイパーライフル片手に追跡していたけど、彼女はいつも先手を打つのでなにもしないで済んだ。やるじゃん。

でも、まだ一日目。