Florian's most newest Diary

ふろりあんの再最新日記

心が叫びたがってるんだ。

どこに出しても恥ずかしくないド少女マンガ。

トラウマ持ちの少女というネタをうまく使っている。下世話な大人の事情を上手くファンタジーでくるんだ現代劇。また父親の不在か。父親の不在は10年代劇場アニメの定番なのかな。
ゲーム脚本家の人が昔言っていた「歌でプロット中のエピソードを2,3飛ばせる」と言っていたのを思い出す。作内で担任の先生が「ミュージカルは奇跡を起こせる」という言葉を何度も使っていたけど、この映画の中では「遠くにいるはずなのに本番にぎりぎり間に合う」ご都合主義のプロット終盤こそが奇跡なんだろうな。
ヒロインが一方的に片思いで、坂上くんは別の相手がいて、それまでそういう素振りを見せてなかった田崎くんがヒロインに告白するという流れはなるほど少女漫画。
髪を上げた成瀬さんが非常に魅力的。ずっとおでこ出してればよかったのに。性格変わっちゃうか。
作内のパンフレットを再現した劇場特典は上手い。作内で歌われてる歌の歌詞が全部載ってて、映像では完全には表現しきれなかった歌が見られるのはいいですね。最後の「悲壮」と「Over the Rainbow」を同時に歌うシーンなんかセリフ聞き取るの難しかったからなあ。
いい映画だった。「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」もいいテレビシリーズだったけど、秩父のご当地映画なんだろうな、これも。