Florian's most newest Diary

ふろりあんの再最新日記

醒めて歌え 青少年のための無人島入門/劇団 A.P.B-Tokyo

最後のトークを聞くまで「醒めて歌え」という作品と「青少年のための無人島入門」という作品を混ぜて交互にやっていたものだとは知らなかった。確かに除染作業者と高校生の無人島ごっこが乖離してるなぁ、とは思ったんだけど。演出の人に「あの作業員が高校生の大人の姿なんですよ」と言われるとなるほど。話が盛り上がってきた時に出てきて話に介入せずにスポットが当たるという演出だったもんな。

話が混乱してきたあたりでスパッと終わる演出は凄い。あれ以上ダラダラ続けても意味ないもんな。混乱する直前の物語作家と登場人物の対話も面白かった。

物語作家の一員としては醒めても歌い続けたい。

 

ヒロインのキノミの無駄美少女っぷりも凄い。美少女である理由も殆ど無いのに一貫して美少女。セーラー服がよく似合ってました。

 

劇本編の後で「アフタートーク」として主演二人と土田英生さんのトークがあって主演の人が「惑星ピスタチオ」出身だと知って驚いたり。面白かったもんなぁ、あそこの舞台。

それにしても「質問ある方いたら挙手してください」「いませんねぇ」「こんな時は適当に当てるとひねり出てくるもんですよ」「ではそこの人」って、わたしですかー! そりゃ最前列の中央という絶好のロケーションで見てましたが。

「映像(舞台とスクリーンを交互に見せるという演出になっていた)の中の主人公のモノローグが、子役がやってるように聞こえましたがあれはどういう演出的意図があるんですか?」と演出・主演の高橋さんに聞いたところ「高校生のつもりで演じてたんですが子役に聞こえましたか…」と返され非常に微妙な空気になってしまったり(^^;。

正直、すみませんでした。

 

しかし、あの劇場、よく火器使うの許してくれたな。キャスト紹介もあっさりしててよかった。

激弾BKYUの次回作をやる「下北沢 駅前劇場」の場所もわかった。もう迷わずに行ける。いや、今回も迷いはしなかったけど。

 

それにしても、カプセル兵団(露骨に惑星ピスタチオの影響受けてる)にせよ激弾BKYU(難しいこと言わない代わりに無駄にテンションが高い)にせよ今回のA.P.B-Tokyoにせよテンション高めな劇団ばかり選んで見に行ってるな。私の中での劇団の位置が「テンション高い」という評価になってる。まー、学生時代の演劇部の人達はすごいテンション高かったけど。