音が鳴った、けど。
秋葉原の「はんだづけカフェ」に病院の帰りに寄ってみた。丁度開く時間だったので。
営業時間、平日は18:00「から」なんね。googleカレンダーを見て「閉店する18:00までにはつけないなぁ」と誤解してた。18:30頃に店についてキットを展開。
無線LANの暗号化が普段使わないWPAだったのでIDEにつながらないという問題はあったにしても(解決しました)、ボードはUSB経由で電源をいれればP20から5Hzの信号が出ているはず。
と、思ってオシロスコープを借りたんだけど、オシロスコープの使い方を店員さんもよくわかってないという始末。当然私もわからない。デジタルオシロなんか私が電気回路触っていた20年前にはなかったから、オンとオフを自動的にとってスケーリングしたり、電圧を自動的にとっていい感じにスケーリングしたりという自動機能に助けられてなんとか音声信号のポートもプチプチと矩形波が出ていることは確認できて一安心。
で、なんで音が出ないのかと考えると、電気的接続以前にスピーカーがまずいんじゃないかと。店員さんいわく、マグネティックダイナミックスピーカーは結構な電流を必要とするのでmbed程度のアンペアでは足りないんじゃないかという見立てが。
電流を使わずに電圧で駆動するためにはアンプで増幅するか、電流のいらないスピーカーを使うしかないだろうと。電流のいらない電圧駆動のスピーカー…ピエゾ素子の圧電スピーカーだ!
ということで20:00まで開いてるパーツ屋さんへ走る(GoogleMapNaviで店をゴールにすると「後1時間以内に閉店しますがそれでも行きますか?」とか聞いてくるんね。Googleリアル店舗の情報地道に集めてるなぁ)。
「圧電スピーカーをください」
「圧電ブザーは扱ってないんだよね」
「ブザーじゃなくてピエゾ素子そのものの方」
「ああ、ならあるよ」
無事買えました。280円。100円ショップで済ませようという目論見からはだいぶ高くついたけどそれでも数百円。
20:00前にはんだづけカフェに戻ってきてブレッドボードの「足」をさしてチェック。LEDチカチカの点滅に合わせてOnになるようにしてたので5Hzでプチプチと音がします。成功です!
試しに50Hzにして鳴らしてみました。もうLEDは点滅が早すぎてチカチカは見えませんが「ブー」という音が聞こえます。えらい、圧電素子!
しかし、圧電素子の端子は細すぎてICクリップにはんだづけできないのでした。店員さんと二人でしばらく格闘の末、「他の端子になにか刺すことも考えてブレッドボード買ったほうがいいですね」という非常に順当な結論にたどり着いたのでした。
小さいブレッドボードで200円か。アンプ付きスピーカーに接続するためのステレオミニジャックに後から変更することを考えると先行投資としてはまあまあ順当な線。でもとりあえずしばらくはピエゾ素子に頑張ってもらいましょう。
はんだづけカフェの店員さん、ありがとうございました。