Florian's most newest Diary

ふろりあんの再最新日記

NXP1768について

(固有名詞を修正。ハイフンはいらないんね)

店員さんからツッコミが。

「スイッチサイエンスでもすごく良く売れてるんですが、その機械はなんですか?」

そう来るかー。いや、知りうる限りスイッチサイエンス(はんだづけカフェの運営元)が最安値で売ってるのは確かなんだけど(私が買ったところと1000円近く違う)。

 

NXP1768はARM-Cortex3のCPUにたくさんのA/DコンバータとPWM出力とイーサネットとシリアルの端子と、ひとつだけD/Aコンバータをつけた複合ボードです。チップの中にシリアルが焼きこまれていて、そのシリアルがWeb経由でIDEを使うキーになっていて、簡素なOS「mbed」を使ったラピッドプロトタイピングができるキットです。雰囲気としてはRaspberryPiと似たようなものですね。

ARM-Cortex3なのでマイコンとしては結構強力です。PICやAVRみたいなのを想像するとびっくりするかも。掛け算命令もついてます。割り算はソフトウェアだけど。

RAMも豊富です。なんと大容量32KByte!これをセグメントなしにリニアで扱えます。PICマイコンはリニアで扱えないのでアドレッシングに苦労したのが夢のようです。

開発言語はC++です。ブラウザ内で動くIDEC++に特化してます。.cppと.h以外ファイルがIDE内に置けない徹底ぶり。まあ、コンパイルされちゃうので全然困りませんが。

基本、main関数からベタで書いていく方法を推奨していますが(wait関数でOSにCPU時間を返却できる)、私は割り込みを使って動かしています。調べたところ、3μ秒まで対応してるっぽいのが凄い。33kHzですよ。NTSCならCRTC作れちゃうくらいの割り込み周期です。や、CPUが追いつくかどうかはさておき(結構行けちゃいそうな気がするな)。

これでIoTのプロトタイプを作ったりするのが製品の目的です。私はプロトタイピングではなくいきなり完成品目指しちゃってますが。いいの、実際に組み込むことはないから。こじんまりとコミケソースコードと同人誌を頒布します。

誰か夏コミ受かった人、一緒に行きませんか(冬コミは行きそびれたので応募できなかった人)?