大塚幸代さんの単著リリースイベント楽しかったよ!
なんの感想にもなってない駄文を上げただけだったので印象が薄れない内に。
プレゼンターの人たちが天才過ぎて大塚さんはすっかりいじられ役になっていたのがおかしかった。
正直、デイリーポータルZの女性ライターで初めて名前を覚えた人だったのでもっとアグレッシブな人かと思っていたらまぁ、……あ、いや、小沢健二を追いかけてNYまで行っちゃうようなアグレッシブさはあるか。
「初恋と座間のひまわり」はほとんど私小説といっていいほどの内省的な原稿がたっぷりで「ユー小説家デビューしチャイナよ」という桝野さんの指摘は非常に的を射たものだと思いました。
私小説は個人的には「創作」に入らないので小説としては認められないんだけど、大塚さんの場合キャラが立ってるから、キャラ一本で小説にしちゃってもいいと思う。
どんなキャラかというと、
- やけに内向き
- 友達を増やすのが上手
- 言ってることとやってることがちぐはぐ
- でもギリギリメンヘラじゃない
……褒めてないなぁ。
でもあれだ、私の周りにいた女子はみんなこんな感じだったから親近感を無駄に抱いてるのかも。
で、芥川賞の候補にノミネートしてみんなで残念会をするの(受からないこと前提かい)。
いいと思うんだけどなー、90年代女子自分語りの小説。
これが90年代男子だとまた暗黒になるんだけど(大塚さんと同い年です)。伊達に失われてません、10年ほど。