アルジャーノンに花束を/ダニエル・キィス
読了。
最後数ページの退行具合が涙無しには見られない。似たような経験しているだけになおさら。2010年に入院する前の私にはもう戻れない。チャーリィ・ゴードンが難しい本を(ミルトンの「失楽園」とか)読もうとして何が書いてあるのか判らないなんてのは経験があるだけになおさら寂しい。
入院前の天才的だった(自分でいうのも変だけど)頭脳はもう戻らないんだろうし、これから先は呆けることはあっても聡明になることはないだろうと思うと寂しい。
ミュージカルが始まる前に読み終えることができて本当に良かった。これで話に集中できる。
- 作者: ダニエルキイス,Daniel Keyes,小尾芙佐
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1999/10
- メディア: 文庫
- 購入: 75人 クリック: 1,445回
- この商品を含むブログ (246件) を見る