Florian's most newest Diary

ふろりあんの再最新日記

フェアリーテイル・レクイエム/LiarSoft

レクイエム編・グッドエンドで最後まで。

面白かった。

 レクイエム編が思った以上に長くてびっくり。ドロシーの話は途中途中で差し込まれていたので黒の少女の正体としては順当なセン。

最後に主人公と一緒に花を置きに来たのはゲルダだよね。レクイエム編の途中で語られてる内容から察するに。

本名も戸籍もない状態で(フェアリーテイル・シンドローム治ってないから本名がない)現実世界を生きるのはさぞかし大変だったろうなと想像する。空中遊泳のシーンからいきなり数年後(だよね。すぐには崩れないだろうし)に飛ぶのは演出としてよかった。途中楽園が虫食いに焼けて現実世界がにじみ出てくるのは本編の最後の方でもあったけどきちんと楽園の正体を暴いたのは良かった。

ライターさんは新人みたいだけど立派な仕事ぶりでした。

 

あと、グラフィック。

いわゆる「エロゲ塗り」とは全く違う表現方法で、立ち絵のバリエーションも凄い多い上にイベントグラフィックが隅々まで考えられてて面白かった。「ふつうにグラフィックをオーダーしたらこうはならない」という内容がいい。ライターさんとグラフィッカーさんでよっぽど綿密に打ち合わせをしたんだろうなぁ。素晴らしい仕事でした。

 

音楽はさっぽろももこさんの個別ヒロインのテーマと楽園探訪のテーマ、あとはフリー素材。フリー素材の使い方が凄くうまくてよくこんなの見つけてきたなって感じ。

サントラに入ってたプログレの「楽園崩壊」ってどこで使われてたんだろう? 全然気づかなかった。

エンディングの音楽演出と画面のスライドショーは良かった。見たことのないイベントシーンがいくつかあったんだけど最近記憶障害だからなぁ。

とりあえず満足。ライアーソフトはいい。