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ふろりあんの再最新日記

グスコーブドリの伝記

難解な映画。

自己犠牲を「格好いいもの」として書きたくない気分は判るんだけど、そこを強調する余りに映像としてのカタルシスが見えなくなってるのが何とも。

主人公のグスコーブドリがいい子過ぎるのも感情移入を妨げる要素かも。何を言われても、ほぼ正面からのカットで「はい」と答えている印象ばかりが残ります。「ネリを返せ!」ってところだけ感情の動きがあって、後は平坦というか。

意図があっての演出プランなんでしょうけど、ちょっとなぁ。