Florian's most newest Diary

ふろりあんの再最新日記

ヒグマと少年/藤原英司

何度読んでもすごい本。

「チャチャとニシパがやられました」

から先の怒涛の展開は大人になってから読んでもやっぱりインパクトあります。

アイヌ語の勘違いもいくつかありました。狼は「ウォッセカムイ」じゃなくて「ウォセカムイ」でした。アイヌ語で数字数えられるかと言われると今でも怪しいですが、「5」は「アシ」でいいようです。

アイヌの英雄オタスツウンクルは記憶通りでちょっと自分を褒めてやりたい。

アイヌ語は全然うまくなりませんが、初めて読んだ小学生の当時よりもエコロジー的な視点はできるようになったと自分を信じたいです。この頃、「エコロジー」なんて言葉はありませんでしたが。

初版1978年。新刊を買って帰ったということは、私は小学1年生の時にこれを読んだようです。早熟ですね、どうも。今なら活字の大きさだけで敬遠されそうです。