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ふろりあんの再最新日記

機動戦士ガンダムのアシスタントディレクターをやっていた

1979年。私は「機動戦士ガンダム」のアシスタントディレクターをやっていた。肩書はなんか偉そうだが、監督の富野ヨシユキの秘書兼付き人みたいなもので、いろんな現場に同行した。

ようは、声優のオーディションに行っては文句をたれ、主題歌の録音に行っては文句を垂れる監督の愚痴を聞く担当だった。私自身が絵を描けなかったので絵を書く現場で何かをすることはなかった。

「『たおせ、ガンダム』(直前に歌手が歌詞を間違えた)だなんて、主人公メカが倒されてどうするよ。大体、スーパーロボットじゃあるまいし、がなりたてるような歌を大人が聞いて喜ぶか?」

当時スーパーロボットとリアルロボットの区別があったかどうかはわからない。ただ、愚痴をこぼしながらもどこか楽しそうな富野監督の横顔を見て過ごした数年だった。

 

という夢を見た。寝る直前に「ガンダムを創った男たち。」なんか読んでたからだな。フィクションと夢が混じってる。夢の中で「この時代にリアルロボットなんてジャンル分けあったかな?」と冷静に考えるくらいには醒めた夢だったんだと思う。ただひたすら楽しかった。また夢の続きを見たい。