VR-ZONEに行ってきた
3コンテンツも遊べた。平日の午前中サイコー。その割に人多かったけど。
HMDについて
多分HTCのVIVE(VIVEかどうかは判んなかったけどHTCのロゴがあった)。メガネをかけている人には結構きつい。かと言ってメガネを外すと全く見えなくなることが判った(お前の目が悪い)。アーガイルシフトと脱出病棟Ωは重力加速度しか見てないんじゃないかな?
高所恐怖SHOWはHMDの角度と位置を両方見てるっぽかったけど、位置は「前」しか見てないね。振り返った時におかしなことになったのを見ると。
アーガイルシフト
お目当て。とってもたゆんたゆんでした。って、これはHMDだからじゃなくて両眼立体視だからだな(両眼立体視は3DSでも出てる)。
操作はレバーを全く使わず(動くけど反応しない)視線とトリガーボタンだけ。途中有線誘導ミサイルで基地を攻撃するところがあったんだけど、そこでの平行移動も視線指示。普段の移動は自動操縦。ユーザーが介入できるのは弾の行き先を視線指示するだけ。スターブレードですな。
最後は「To be continued.」となってたんだけど、バナパスポートカードに進行が記録されてるのかな? 最後まで作りきってるとは思えないんだけど。
あと、すごい微妙な動きしかしない座席の角度変更が絶妙にうまく使われてて「エレベーターで今上昇している」とか「今フックが外れた(自然落下に移行)」とかが表現されてるのはうまい。後で待ってる時に座席を見たらAT互換機の筐体とキーボードと四隅に数センチ浮く座席で賄ってるみたいだった。
ちなみにUnrealEngine(多分4)製。ロゴがしっかり出てた。
おすすめ。面白かった。
高所恐怖SHOW
モーショントラッキングのうまい応用例。なるほど、「足の位置」を取れれば超高層から仮想的に落とすことができるわけだ。足と手にモーションキャプチャー用の反射板をつけて、HMDを被って仮想空間を歩くコンテンツ。ビルの屋上に板を渡してその上を歩くという趣向。板は実世界でもほんのちょっと床から上げておくので「今落ちた」というのが判るというのはうまい。
シチュエーションは凄いシュール(ビルの屋上に板が渡されてて、その先端に子猫が取り残されてる。助けろ!)なんだけど、裸眼立体視もうまく働いていて下がものすごく遠い。高所恐怖症の人はしびれ上がるわ、と思いながらやってたら、後半ちょっとした仕掛けがあって(やった人は判る。秘密)、慎重に帰ろうと振り返ったところでHMDのトラッキングがロストした。正面を向いていないとHMDのトラッキングが取れないような仕組みになっているんだな、と頭では理解していても脳は「もう落ちてるぞお前」と訴えかけてうるさかった。あれは正面を向いたまますり足で帰るのが正解のようだ。
おすすめ。心臓に自信のあるかたは是非。
脱出病棟Ω
ゲームセンターでもよくあるホラー系のコンテンツ。
ポインティングデバイスを渡されて、それで闇を照らしながら夜の病院をみんなで行くゲーム。一人でもトラップに引っかかると、残り全員がゲームオーバーになるというシビアなゲーム。
Wiiリモコンのような空間位置と方向を取るあのコントローラーはVIVEの標準ポインティングデバイスなのかな? あれで空間を照らすのは面白いアイディア。ポインティングデバイスの代わりにもなっているので、空間に置かれたアイコンをクリックすることとか出来ていい感じ。
ただ、闇夜の病院者のお手本をなぞりすぎていまいち怖くないのが難点。悲鳴をあげてた人もいるので、私がスプラッターな演出に慣れちゃってるだけなのかも。
ちなみに一人犠牲になったのでクリアできませんでした。あのゲームオーバー演出はちょっと良かったかも。
まあ、時間があったら。
バナパスポートカード
基本的に課金は100円単位でバナパスポートカードにチャージしていく形。ポイントで見るとえらい端数が出てるんだけど、実際の金額は100円単位なのが良心的。アーガイルシフトが700円、高所恐怖SHOWが1000円、脱出病棟Ωが800円でした。値段の基準は「並列して遊べる人数」が多いと安く、「体験時間が長い」と高いという非常にわかりやすいものでした。人気コンテンツの高所恐怖SHOWが高くて待ちが長かったのは実際に歩く必要があるから筐体が大きくなるので並列して遊べる人が減るから。
概ね満足。掃除時間まで食い込んじゃってごめんなさい。