Florian's most newest Diary

ふろりあんの再最新日記

デス・パレード(12)

あまり解決はしてないけどいい線で落ち着いた寓話。

裁定者の人格を認めていいのか、という話は深いな。人は人を裁けるのか、人でないから裁けるのかという司法の問題を内包してる。

「4つ、感情を持つと壊れてしまうから」というのは自己否定でもある。一秒間に7人の人間が死ぬこの現世で悠長に裁定する時間なんか無いというメタファーは面白い。実際には登場した3人以外にも裁定者はたくさんいて、同時並行して裁定は続けられてるんだろうけど。

ノーナの「時間がないの」というところだけ判らなかったな。時間はいくらでもあるのでは?

 

番組全体としてはオープニングの歌がすごく良かった。ブラスから始まるノリの良いロック。絶妙のアニメに合わせて何を言ってるかわからない歌詞をまくしたてられるとなんとなくこれでいい気がしてきます。

最終回、オープニングに映像がなくて、オープニングの歌だけ最後にやったのは演出として非常に締まりがあってよかった。